カートを見る
外観 ★★★★☆
若干の傷や打痕、汚れはありますが、年式からするとかなり良好な状態です。
サウンド ★★★☆☆
アタックと高域の成分が強めでソリッドな音色!Kジルかつダークと言われると、ジュワ〜っとした広がるイメージをしてしまいますが、むしろフォーカスされた明るめの印象です。 このサイズなもあわせて、単品でメインのクラッシュとして使うよりは、複数のシンバルセットの中に組み込んてあげた方がこの存在感を活かしてあげられそうです♪ また、偶然同じタイミングで入荷のあった90年代Kジルジャン(IAKの一世代後)と組み合わせたところ、現行のトルコ系シンバルに混ぜた場合と比べて、非常にマッチする印象を受けました。この子の個性をより活かすには、当時のAジルやKジルなど近い世代のシンバルと仲良くさせてあげるといいかもしれませんね♪ いい厚みのボトムを探してあげて15インチのハイハットにするのもアリですね!
年式 ★★★☆☆
1988年〜1993年
総評 ★★★★☆
IAKというのは"Intermediate American K "の略語で、"中間期のアメリカ製Kジルジャン"を指します。アメリカ製Kジルジャンの初期(1982-1988)のものは"Early American K"、略して"EAK"と呼ばれていおり、"IAK"というのはその後の1988年から1993年にかけて製造されたものを指しています。 EAKとIAKの違いとしてはスタンプの違いなどもありますが、サウンド的にはレイジングが広く深くなり、ハンマリングもEAKやその後に復活する広めのものよりもピンポイントに入れられています。 こうした変化は、1980年代から90年代にかけて音楽がより大音量化していく中で、Kジルサウンドを保ちつつ当時の音楽シーンに対応しようとした結果なのだと思われます。そう考えるとこのシンバルの意外なほどのソリッドさやパワフルさも納得です。 昨年に創業400周年を迎えたジルジャン、その歴史の一幕を体感できる貴重なシンバルです♪ (レビュー/スタッフ"あだぽん"足立)