【ヴィンテージ】CAMCO(カムコ) / 60'S DELUXE PEDAL
(60年代 デラックス ペダル・シングルフットペダル)
外観 |
★★★★★ |
くすみや若干の傷はありますが、貫録のあるいぶし銀的な外観が酒の肴にもグー♪
当店にてオーバーホール済みです。
ベルト部分はオリジナルの皮ストラップからDWのナイロンベルトに差し替わっているのと、フットボードの下側、フープクランプのネジと接触してしまう部分は、ボードの方にも若干欠けがあり、クランプネジの取っ手にも曲がりが出ています。
この点は仕様上避けられない部分なので、今後の事を考えると、クランプネジを少し短くカットして使うのもオススメ致します。
ベルトは通常使用においては、例え新品の皮ストラップに換装してもどうしても皮が伸びていってしまうので、DWストラップかGATEWAYオリジナルナイロンストラップで使い続けるのが店長の実体験からもオススメします。
もう一点、ビーターハブキャストの留めネジは、オリジナルのウィングボルトで留っていますが、やはり使用しているうちにいつの間にか緩んでグラグラしてきてしまう事があります。
これも不良ではありませんが、仕様上避けられないので、実用性で言えば角頭ボルトなど、もっとしっかり固定できる物に交換がオススメです。
DWのビーターハブキャスト用SM029の角頭ネジが互換します。
スプリングの引っかけの部分はローラー式ではなく固定式です。回らないのは不良じゃありません。
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機能 |
★★★★★ |
ベアリングのヘタりもなく、非常に良好。
この時代で既に現代のペダルにも何ら遜色ないアクションを得られるばかりか、非常に軽い踏み心地とナチュラルな操作感ではさらに上を行くかもしれません。
メンテナンス的な部分も現代のペダル同様、そんなに神経質にケアしなくてもずっと使い続けれられますが、もちろん、こういうペダルは、それなりに付き合い方(踏み方)をある程度ペダル側に合わせてあげなければ良さが活きない部分もあります。
とにかく、飾っておくのはモッタイナイ!
ぜひまだまだ現役で使用してあげてください!!
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年式 |
★★★★★ |
1960年代 |
総評 |
★★★★★ |
現代のペダルの基本的な構造は、このペダルがルーツ
と言っても過言ではありません。
特にDWは現在も6000シリーズがこのCAMCOの直系として製造されています。
60年代頃にはGRETSCHがCAMCOにOEMとしてペダルの製造を依頼していたそうで、ほとんど同じ構造の当時のGRETSCH FLOATING
ACTIONペダルはこのCAMCOペダルがベースになっています。
その後70年代に入ると、CAMCOはDWに売却され、DWからもほぼ同じ仕様のナイロンドライブペダルが登場するので、3台コレクションできればコンプリートです(笑)
中でも、このCAMCOペダルはめったにお目にかかれないレアモノです!
ビーターも恐らくオリジナル品!
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