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外観　★★★★☆

スイッチ&バット部、内蔵ミュートは現行モデルに換装されていますが、それぞれオリジナルパーツと互換があるので、新たな穴空けなどはありません。
また、シェル内面のシルバー塗装は、この時代のGRETSCHにしてはかなり綺麗な仕上がりのため、恐らく後から塗り直されたものと思われます。
(オリジナルのシルバー塗装はかなり雑で、素人仕事のような色むらがあったりエッジにはみ出しがあったりするので・・汗)

さらに、エッジ部分はオリジナルの状態を可能な限り保っている印象ではありますが、これも処理が綺麗すぎる(笑)印象なので、どこかの時点で一度補正されていると判断します。※エッジ補修で深さが変わるような処理ではなく、あくまでも表面を整えたような印象です。

とは言え、これらの処理が楽器に対して何かネガティブなものかというと、全くそんなことはありません。
むしろ、とてもイイ音に保たれていて、オリジナルの状態を少し若返らせたようなフレッシュさがあってとても良い感じです♪

という事で、オリジナルの状態ではあるけれど、過去に何かステキな調整が施されて、より素晴らしい状態という結論です^^

サウンド　★★★★★

すんばらしい音色！！

これは胸がキュンキュンときめいてしまうステキな音色です♪

ブライアン・ブレイドに憧れたことがある人なら、彼のあの深胴のビンテージGRETSCH、凄いイイ音だなぁ。。と感じたことがあると思います。

アレですまさに！
アレがコレです！！(笑)

ビンテージのFLOOR SHOWは、なんとなく箱鳴りというか、少しいなたくて枯れた響きの印象のものが多いですが、この子の音は少しだけ若い印象です。
音量も出しやすいし、音色も程よくシャープに抜ける、現代の音楽でもとても現実的に使いやすい印象を受けます。

恐らく、ほんのちょっとのエッジ加工の効果なんだろうと思われますが、とにかく素晴らしい逸品！

毎日叩きたくなります♪
欲しい！！

ヘッド　★★★★★

表面：REMO / コーテッド アンバサダー
裏面：REMO / スネアサイド アンバサダー

年式　★★★★★

1950年代

総評　★★★★★

50年代や60年代のビンテージGRETSCHの中でも、特にコンディションの良いものを見つけるのが困難な6.5インチのFLOOR SHOWモデル。

このスネアは、スイッチや内蔵ミュートなどは現行パーツに差し変わっていて、内面塗装やエッジ補正らしき痕跡をコレクター的な視点で見ると、完全なオリジナル状態とは言いにくいものではあります。

が、しかし、、、、、

この音はスゴイ！
凄くイイです♪

まぁ、少し視点を変えれば、オリジナルのコンディションがいつも一番最高の音で最高に使いやすいかどうかは分からないもんな。。。

とフォローを入れたくなるぐらい素晴らしい音ですよ♪

それにしても、、、

このちょっとだけフレッシュな印象は、この微妙なエッジの補正のせいなのかな。。。
それとも元々のシェルの鳴りの違いなのかな。。。

自分のビンテージGRETSCHももしかして同じようにしたらこんなに良くなるのかしら・・？
やってみようかなぁ。。。^^;

by 店長