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【GATEWAY特選ビンテージ】WFL / 1940's CONTESTモデル 14x6.5スネア 【送料目安:M】

型番 【GATEWAY特選ビンテージ】WFL / 1940's CONTESTモデル 14x6.5スネア
販売価格

165,000円(税15,000円)

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■商品名:【GATEWAY特選ビンテージ】WFL / 1940's CONTESTモデル 14x6.5スネア 【送料目安:M】

■カテゴリー
スネア、ビンテージスネア、ダブリューエフエル、LUDWIG、ラディック、コンテスト

■シェル:マホガニー/メイプル/マホガニー3PLY + メイプルリインフォースメント
■サイズ:14x6.5
■スイッチ:オリジナルWFL P83タイプ
■スナッピー:LUDWIG/L1930 20本ワイヤー
■フープ:オリジナルニッケルブラスフープ 8テンション
■カラー:ホワイトラッカー

■音量:小 ☆★★★★ 大
■音質:柔 ☆★★★☆ 硬
■音域:狭 ☆★★★★ 広
■反応:悪 ☆★★★★ 良
■明るさ:暗 ☆★★★☆ 明

外観 ★★★★☆

1940年代、アルミバッジの激レアスネア♪

少なくとも70年以上は経っているので、それなりに経年の小傷などはありますが、大きなダメージはなく、フープやラグのクラックもありません。
トップフープに2ヶ所程、オープンリムショットが原因と思われるわずかな凹みがありますが、相当なパワーでない限りは凹まない強度はあるのでココが原因で今後何か不具合が起こる事はないでしょう。

3プライシェルにリインフォースという伝統のLUDWIGシェルではありますが、シェルの作りこみが50年代以降のWFLとも少し違うような印象を受けます。
シェルの継ぎ目やリインフォースの付き方、幅、内部のラッカー塗装も、まるで歴史のある高級家具のような非常に丁寧な仕事です。

流石にこの年式のスネア同士で何台も比べられる機会というのは当店もありませんが、1930年代の後半まで、LUDWIGの木胴スネアは単板シェルしか存在しなかったようですので、このスネアは、プライシェルでスネアが製造されるようになったばかりの頃のものと思われます。

単板シェルの時代も、このスネアのように内面のラッカー塗装や継ぎ目の処理が高級家具のように作りこまれているので、印象としてはそういう時代の作りに近いかもしれません。

戦時中〜終戦を迎える1945年頃までは、ラグなどの金属パーツは節約のために独特の形状になっていたり、木で出来ているものも存在します。
このスネアは、ラグ形状は現在の木胴ラグと同じCLASSICラグが使われているため、戦後のモデルだと思われます。

サウンド ★★★★★

1940年代というと、中盤頃までは第二次世界大戦中。
後期だったとしてもは、戦後間もない時期という事になるので、それだけでもモノスゴイ時代に生まれたスネアです。
2023年現在だと、最低でも73年以上経っていることになりますね。

そういった時代背景もさることながら、この音。。。
ヤバいです。。

間違いなくその後の60〜70年代のLUDWIG黄金期のサウンドのベースになったであろう音ですが、オドロキなのは、そんなに枯れてない事。
どちらかというと、60年代以降のLUDWIGスネアよりも元気で倍音も多く、ボリュームもあり、パワフルに響く印象です。

60年代以降は、マホガニーとポプラの3PLYが主流になりますが、この頃はメイプルとマホガニーの3PLYなんですね。
もちろんこれだけの違いという訳ではないでしょうが、メイプルのソリッド感や音の伸び、パワー感が良く出ている印象です。

ちょっとこのサウンドの印象と、作られた時代とのイメージが合わないよな。。というぐらい元気のある音なので、良い意味でギャップがあります(汗)

戦争もあって世の中が混沌としていたであろう頃に色々な思いも詰め込まれたのではないかというパワーも感じます。

素晴らしいスネア♪

ヘッド ★★★☆☆

まだまだ使用可能
表面:REMO/コーテッドアンバサダ00番
裏面:REMO/スネアサイドアンバサダ

年式 ★★★★★

1940年代(恐らくは1946年以降)

総評 ★★★★★

1909年にLUDWIG兄弟が創業したLUDWIG & LUDWIGカンパニーは、1930年頃に一度、当時のLEEDY(リーディ)の親会社でもあったCONNという会社に売却されるそうです。

その後、CONN社の元でLUDWIGブランドは存続されますが、1930年代の後半には、ウィリアム.F.ラディックとその息子ウィリアム.F.ラディック2世がこの会社を去り、自分たちで新たなドラムブランド、WFLドラムカンパニーを立ち上げます。
WFLは(William.F.Ludwig)の略です。

創業者であっても、この時LUDWIGブランドの権利はCONN社が持っていたため、LUDWIGとは名乗れずにWFLとして再スタートする訳ですね。

その後、1950年代の半ばになると、ようやくWFLはLUDWIGの権利を買い戻すことが出来て今に繋がってくるという事になります。

60年代、70年代とLUDWIGになってからの快進撃はご存知の方も多いと思いますが、そこに至るまでの激動の時期に、既にここまでサウンドが完成されていたという事に脱帽です。

時代に負けずに、このクオリティで楽器を作っていたからこそ、沢山のミュージシャンのの記憶にもしっかり焼き付いていったんだろうなぁ。。