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レビュー

USAグレッチの工場がある、サウスカロライナ州リッジランド。

1985〜86年頃から、GRETSCHはここの工場でドラムの製造を行っています。

このリッジランドスネアは、
そこの工場長、Paul Cooper(ポール・クーパー)さんの裏メニュー的なアイディアで製作された特別仕様なモデルです。

1960年代以降の伝統的な6プライメイプルシェルのUSA CUSTOMと、
1950年代までの3プライシェルを再現したBROADKASTER(ブロードキャスター)、
この2つのフラッグシップ機種のサウンドを見事に融合させています。

そして、さらにパワー感も現代の音楽環境に合わせてはいるんですが、、、、、

絶妙なのは、そんな現代的なパワー感を持ちつつも、ビンテージGRETSCHみたいな粗さ、いなたさを同時に持たせている点です。

いやぁ、、さすが流石は工場長です^^

GRETSCHの工法やサウンドを知り尽くした現場のトップがチョイスしただけの説得力があります。

10プライの音圧感はあるんだけど、
10プライの硬さやシェープさはあまり感じないマイルドな音質、
現代の工法で作られているはずなのに、まるでビンテージGRETSCHみたいないなたさ、
いなたいけど洗練された響きと、ビンテージGRETSCHでは得られないチューニングレンジの広さ、

素晴らしい！

ポプラが混ざった10プライのシェルに、
30°のエッジとビンテージGRETSCHの時代のラウンドオーバーエッジのハイブリッド、そして、伝統の8テンションという仕様にもビンビンにこだわりを感じます。

長年のGRETSCHファンにもきっと満足して頂けるスネアです♪
ぜひお試しください！

以下、メーカーサイトより抜粋

さかのぼること約40年前(1985〜86年)より、GretschDrumsは現在のサウスカロライナ州リッジランドに工場を構え、熟練の職人たちのハンドメイドによる伝統のUSA Custom Seriesの製作や、2014年には3plyシェルを復刻したBROADKASTER Seriesを発売し、同社のキャッチコピーである「That Great Gretsch Sound！」を体現してきました。

2022年、USA CustomとBROADKASTERとの仕様・技術が1台に盛り込まれたハイブリッドな仕様となる、リッジランド工場の名を冠した新作スネア「USA Custom Ridgeland Snare Drums」が登場します。
Maple、Gum、Poplarを組み合わせた、USA Custom Seriesより厚みのある10プライシェルで、USA Custom Seriesで採用されている伝統のGretsch30°エッジと、オールドスクールなBROADKASTERスタイルのRoundoverエッジとを組み合わせた、ハイブリッドベアリングエッジを特徴としています。
その結果、アタック感のあるウォームでフルボディーなトーンが得られます。

ハードウエアは、USA Customと同様に、Diecast Hoop、Lightning Throwoff、 20本スネアワイヤーを装備しています。
サイズバリエーションに関しては、口径は14インチのみ、
深さ＆ラグ数は、5インチ+8ラグ、6.5インチ+10ラグ仕様の2パターンとなっております。

カラーに関しては、レギュラーカラーのSatin Natural、Ebony Glossの2色をはじめ、 USA Custom Seriesで採用されているカラーのオーダーも可能です。
1883年、NEWYORKで産声をあげたGretschブランド。
ドラム製作に関しては、1960年代後半より南部のアーカンソー州、1983年よりテネシー州、そして80年代の中期には現在のサウスカロライナ州リッジランドへと生産拠点を移し、2023年に創業140周年を迎えます。
"SOUTHERN BORN"〈南部生まれ〉というキャッチコピーのつく、まさに現在のGretschDrumsの技術を集約した新作「USA Custom Ridgeland Snare Drums」の登場です。