外観 ★★★★★
独特の曇らせたようなフィニッシュですが、新品同様です！
サウンド ★★★★★
深くて低いピング音に適度にグワァ〜っと来るダークな倍音が魅力的♪ スティックとの相性はありますが、わざと少し曇らせたようなフィニッシュが若干ミュートっぱく響くような印象です。 サスティーンも良くまとまっていて、比較的コントロールしやすいライドシンバルです。 確かに1950年代末頃の適度に枯れていて低いピッチのOLD Kのような印象かもしれません！
年式 ☆☆☆☆☆
一点もの
総評 ★★★★★
デンマークのコペンハーゲンでシンバルを製作をしているラッセ・ファンチさんのブランド、Funch Cymbals(ファンチ シンバル)。 デンマーク国立音楽アカデミーでジャズの教育を受けた生粋のジャズドラマーであり、シンバルへの興味からブランドを立ち上げ、トルコのシンバル作りを学んで製造から最終パッケージまでを一人で賄っているそうです。 ベースになったシンバルを完全再現したと思われる“クローン”モデルや、歴代のドラマー達が相棒にしていたシンバルを強く意識して作られたであろう“トリビュート”モデルを中心に、ラッセさん自身のイメージでブレンドしたオリジナルのシリーズがラインナップされています。 クローンモデルに関しては、実際に各年代のOLD Kを所有していて、それを参考に製作しているという事なので、狙いや再現度も素晴らしいですが、それが実際にプレイされる場面を想定して、「これぐらいのタッチでこれぐらい響くように」とチューニングされているような印象を受けるものばかりです。 2022年現在、日本国内ではまだまだ見かけない非常にレアなシンバルですが、スピッチーノやクレイグ・ローリッセンとも違うけど、同じように製作者の魂のこもった新たなブランドとして今後も目が離せません！
