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外観 ★★★★☆
年式なりのくすみや小傷はありますが、大きなダメージはなく良好な状態です。
サウンド ★★★★☆
かなりウェイトもあるので、しっかりエッジの利いたソリッドな音色を基調に、ピッチ感が心地良く、音量や抜けなども絶妙なハイハットです。 レガートパターンになると、ヘヴィウェイトなキャラクターが強調されて少し金属的な高域が目立った音色になります。 あらゆる音楽で適度に抜けるオールラウンダー! 今のKジルサウンドともまた別モノで歴史を感じるシンバルですよ♪ 現代のシンバルだと、1970年代頃までのビンテージシンバルのようなウォームトーンやピッチ感がより低めなものが好まれる傾向がありますが、この時代は新しい音楽スタイルに対応させるためにむしろビンテージシンバルとは違った方向にサウンドを作りこんでいくような感じだったんだと思います。 歴史を踏襲しつつ、新たなサウンドを模索したパワーを感じるハイハットです♪
年式 ★☆☆☆☆
1980年代初頭
総評 ★★★★★
K ZILDJIANがアメリカで作られるようになった最初の世代のことをマニアックな業界用語では“EAK(イーエーケー”と呼んでいます。 EARLY AMERICAN Kの略です。 1977年頃まで、K ZILDJIANといえばトルコで職人さんたちのハンドハンマーで作られていた高級シンバルでしたが、1980年代に入るとK ZILDJIANの工場がアメリカに拠点を移します。 アメリカで生産されたK ZILDJIANは、その後、フュージョンや大音量化していくロック系、デジタルミュージックなど、新しい音楽スタイルでも人気を博していきます。 一方、トルコに残った職人さんたちは、その後、ISTANBULに代表されるようなトルコシンバルブランドを立ち上げ、伝統的なシンバル製作を継承していきます。 現代のK ZILDJIANは、コンピューター制御のマシンハンマーで作られますが、EAKの頃はハンドハンマーも施されていて同じKジルでも全く別物の音色です。 これをベースに80年代以降のKジルサウンドが生まれたんだと思うと、本当にEAKはプロトタイプなんだなぁ。。という印象を受けます。 ビンテージシンバルとモダンシンバルのハイブリッド感が独特でグー♪