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コンセプト

GATEWAY移転12周年記念　GRETSCHスペシャルオーダープロジェクト

2008年12月1日、

GATEWAYは代替わりをして、渋谷店から現在の富士見ヶ丘に店舗を移しました。

時は流れ、今年2020年は12年目を迎えることが出来ました。

12年、たくさんのお客様に支えられ、気が付けば干支が一周していました^^

そこで、
【GRETSCHでGATEWAYの12周年の記念になる特別なモデルを作ってもらえないか！】 とお願いしてみたところ、快く引き受けてもらえることになりめでたく出来上がったのがこのドラムセットです。

宇宙に浮かぶお月様のようなマルディグラパールとファイバースキンのフロントヘッド、50年代風のBROADKASTERロゴも見事なマッチングで、愛しさと切なさと心強さが同居しているかのようですね♪

このカラーは当時も今もGRETSCHのカタログには存在しませんが、特別に作ってもらいました♪

PROGRESSIVE JAZZ キットとは？

PROGRESSIVE JAZZ KITは、1960年代のGRETSCHカタログに出てくるフラッグシップモデルで、当時のトップドラマー達が愛用していた機種です。

当時のカタログを見ていくと、PROGRESSIVE JAZZ KITは標準が20.12.14の3点セットだったようで、注意書きとしてオプション設定で18のバスドラムも作れるよ。と書いてあります。

今でこそ、JAZZキットは18インチが主流なイメージですが、実はこの頃まではバスドラムは小さくても20インチまでだったようです。
これより前の時代や、そのさらに前のビッグバンドが主流の時代は大きなのバスドラムの方が主流だったんですね。
その後、ニューヨークのJAZZクラブで小編成のコンボスタイルで演奏していた当時のドラマー達から、タクシーで運べるサイズのベードラ作ってくれない？という要望を受けGRETSCHが作ったものが世界で最初の小口径バスドラムだと言われています。

今と同じように、音楽のスタイルの変化とともにドラムキットも多様化していったんですね。

あれ？ロックはどうなの？と思った方もいるかも知れませんが、ロックはまだこの頃は産声を上げたばかり。なので、当時はまだJAZZの方が主流だったんでしょう。カタログでもまず目につくのはJAZZ系のラインナップです。

そういう背景もあり、そもそも楽器自体の希少性も高く、さらに当時のレコードで聴けるレジェンド達のあの音がドンズバで出るので、ビンテージドラムの中でもとりわけ最高峰の値がつくのもこの60年代の18BDのグレッチです。

このキットは、そんな時代のGRETSCHをフルパワーで再現したGATEWAY渾身のアニバーサリーKITです。
ハードウェア周りも含め、当時のカタログ通りのビンテージに寄せるのにはとても苦労しました^^;