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外観 ★★★☆☆
なかなか使用感はありますが、大きな傷もなく貫禄を感じる一枚♪ シズルが4つ付いています。
サウンド ★★★★★
OLD Kのヘビーライドと言ったらいいのか、、、 クラッシュとしては難しく、しっかりしたピング音の厚くてヘビーな音色です。 硬くて少し高めのちょっと独特のピッチ感ですが、しっかり低音もあって、音だけ聴いていると20インチぐらいに聴こえるので、レギュラーサイズのドラムセットの中でもそこまで浮いてしまうような印象はありません。 80年代にスティーブ・ガッドが愛用していた18インチのライドのような印象で、単品だと「チーン」と言いますが、アンサンブルの中だと絶妙にオイシイ混ざり方をするので、結構クセになります♪ いわゆるOLD KなドJAZZな音ではありませんが、ビッグバンド系、POPS系、アコースティック系、ロックでも活躍できそうなオールラウンドなライドシンバルです。 18インチという見た目に惑わされず、ぜひ音で判断して頂きたい逸品! 20インチぐらいのミディアムライドで最高の音を探している!という方にもオススメの一枚!
年式 ☆☆☆☆☆
1959-1966年頃(最後期のNEW STAMP時代)
総評 ★★★★★
ビンテージシンバルの最高峰、OLD K ZILDJIANは、現在トルコ系と言われている全てのシンバルのルーツとも言える位置付けになります。 この当時のカタログを見てみると、ドラムセット用のシンバルラインナップとしては、今のように親切にウェイト分けされていたわけではなく、THINとMEDIUMという風にウェイト分けされていた時期もありますが、60年代中盤頃は、12〜24インチまでのラインナップとして、DANCE(MEDIUM)シンバルというものだけだったようです。 MEDIUMと言っても、この頃は現代よりももっと薄く作られていたので、当時のMEDIUMで今で言うMEDIUM THINぐらいのウェイトでしょうか。 これに、 「小さいサイズはハイハットにピッタリ、大きなサイズはライドとしてもクラッシュしてもパーフェクトな音です」 というような表記があるのみ。。。。 という事は、ハイハットもペア売りじゃなくて気に入った組み合わせを自分で選ぶスタイルだったのかな?という推測が出来ますが、、恐らくそういう事だったんでしょうね。。。 そして、ドラムセット用以外では、 コンサートシンバル(合わせシンバル)として、 BAND(MEDIUM-HEAVY/12〜20インチ)と、 SYMPHONIC(HEAVY/14〜20インチ)というペア売りのラインナップがあったようです。 この個体は、ウェイト的にも恐らくこのSYMPHONICなのではないかと思います。 まさに耳が頼りなこの時代のシンバル選びで、どこのどなたかは存じませんが、 「これライドとして使ってみようかな?!」 という方がいたんでしょうね♪ 良いシンバルです♪