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外観　★★★☆☆

スネア自体の状態は良好ですが、カバリングの特性上クラック(ヒビ)が入りやすく、各所にカバリングのひび割れが見られます。※内部の木がダメージを受けているわけではありません。
スイッチ側はとても良好で、これぐらいの年式だとON/OFFの切り替えがしっかりできないものも多いですが、しっかり固定できるので問題ありません。
バッド側はテープ止めのプレートが欠品していますので紐のみしか使用できません。
トップ側のテンションボルトも当時の純正ではありません。

サウンド　★★★★★

JAZZ黄金期のあのスネアサウンド！
としか表現できないぐらい、まさにあの音です！

60年代、ラウンドバッジ時代の4157は年式によりシェルが大きめに作られているオーバーサイズタイプと、現代の通常の14インチのサイズ感のものとに分かれますが、こちらは通常サイズになるので、オーバーサイズ用のヘッドでなく普通のヘッドで問題ありません。
オーバーサイズの年式のものよりも少しオープンな響きで音も伸びるので、若干マイルドな印象です。
60年代JAZZのあの“あらびき感”を中心にしつつ、もう少しだけ幅広く使えそうです。

カバリングのダメージなどは惜しいところではありますが、シェルはものすごくアタリです♪

タマラナイ音ですよ〜♪

ヘッド　★★★★☆

表面：REMO / 114BA-00 コーテッドアンバサダ―
裏面：REMO / 114SA

年式　★★★★☆

恐らく1966年

総評　★★★★★

至高のJAZZサウンド！！ は間違いありません。もう他のスネアじゃ全く出ないTHAT GREAT GRETSCH SOUNDです!

でも、だからJAZZしかやっちゃいけないよ！というわけではもちろんなくて、これをどう料理するかはアナタ次第！！

JAZZというと繊細なイメージもありますが、どちらかと言えばこのスネアは“すごく”荒くてパワフルな音です。

4157は数あるビンテージスネアの中でも特に人気が高く、さらに良好な状態のものは希少性も高いし、値段もそれなりなので「さぞかしイイ音がするんだろう！！」という印象がありますが、実はそんなに器用になんでもこなせるスネアではありません。

どちらかというと、高級スネアにあるまじき不器用さや扱いにくさが顕著なスネアなんですが、そんなところはやすやすと受け入れられるぐらいJAZZ黄金期のあの音がドンズバで出るからこちらが折れるしかなくなるんですよ・・・(笑)
そういう意味で他の追随を許さないというか、不動のポジションにいるスネアです(笑)

同じビンテージスネアでも万能型の優等生、LUDWIG 400とは対極のスネアですが、そんなヤンチャな部分も踏まえて愛せる方へ！