外観 |
★★★★★ |
とても綺麗で良好なコンディション!
スイッチは現行モデルに交換されていますが、純正と穴位置は同じ上に実用的には現行モデルの方が使いやすいので、これはラッキー♪
カバリングのコンディションもとても良く、バット側のノブの上に少しだけクラックが入っていますが、剥がれてはいないのでセーフ!!
この時代はまだシリアルナンバーが振られていないので、50年代の3プライシェルBROADKASTERから6プライに変更された頃(1960年前後)の製造と思われます。
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サウンド |
★★★★★ |
ドライでボクシ―な鳴りと表現されることもある、60年代ビンテージGRETSCHの中でも、確かにこのFLOOR
SHOWは箱鳴りというか、タイコっぽい感じの響きと、この時代のGRETSCH特有のカリっと香ばしくて粗挽きな音色とがブレンドされていて、深さ5.5インチのNAME
BANDモデルとはまた違った個性を持っています。
素朴な部分とシティボーイのようなレスポンスの共存と言えばいいのか(笑)
JAZZドラマーにオススメしたい逸品です。
ビンテージのGRETSCHだからJAZZ向きでしょ!
繊細な音なんでしょ?!なんて思うのはキケンです!
粗いですよ、粗挽きですよ〜♪
なんでも器用にこなせる万能型とは言えませんが、GRETSCH SOUNDの深遠が感じられるオンリーワンな音色です。
ん〜、、タマラナイ♪
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ヘッド |
★★★★★ |
まだまだ使用可能
打面:REMO / CL-114BA CLASSIC FIT COATED AMBASSADOR
裏面:REMO / CL-114SA CLASSIC FIT SNARESIDE AMBASSADOR
※CLASSIC FITは、この時代のGRETSCHのようにオーバーサイズのシェル用のヘッドとして発売されているもので、アルミ枠の内径を少し薄くしてヘッドのハマりを改善したものです。 |
年式 |
★★★★★ |
恐らく1960〜1961年頃 ※シリアルナンバーなしの時期のモデル。 |
総評 |
★★★★★ |
いやー。こんな音は今のスネアには出ません!!
メーカーとしては、やはり楽器を作る時には、どんな音にするのか、どんな方向に持っていくのかをきっと考えると思うんですが、
いつも興味深く思うのは、この時代のドラムメーカー各社は、
「ウチはこの音で行くぞ!」って言うのが明確にあったんでしょうかね。。
まぁ、もちろん発売当時は新品だったわけで新しい木だったわけなので、この響きも経年の賜物なのかもしれませんが、それぐらいこの時代の楽器はブランド毎の個性が強く出ていると思います。
素材的な意味でもですが、このスネアもそういう意味でも現代のモデルには出ない音です。
欲しい!
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