外観 |
★★★★★ |
カバリングの継ぎ目の所に破れや浮きが見られます。
その他、パーツ類は比較的綺麗な状態ですが、それなりの小傷などはあります。
TOP側のフープについては、恐らく年式がもう少し後の時代のものだと思われます。
現行のマイクロセンシティブスイッチに換装されていますが、取り付け穴位置が同じなので、シェルへの改造痕はありません。
どうしても純正の仕様にこだわるという事でなければ、このスイッチの方が格段に現実的で信頼できるので、これはこれである意味ラッキーな状態かも。。
|
サウンド |
★★★★★ |
この時代のGRETSCHのスネアは、箱鳴りという意味でボクシーな音色と表現される事がありますが、正にその言葉がピッタリな一台。
上品でクリスピーな高域と、たくましくて野太い中低音の見事なブレンドです。
現行GRETSCHのような洗練されたサウンドではありませんが、このある意味野暮ったい鳴りが正に個性を貫いています。
さすがGREAT GRETSCH SOUND!!
|
ヘッド |
★★★★★ |
使用可能
打面:AQUARIAN / TC-14
裏面:REMO / SNARESIDE AMBASSADOR
|
年式 |
★★★★★ |
60年代
|
総評 |
★★★★★ |
この時期の代表的なモデルと言えば、深さ5.5インチの#4157ですが、これはその深胴モデルという位置づけのスネアです。
強力な存在感でカリスマ性のある格別な音色ですが、それ故にタッチを選ぶ神経質な部分もあります。
普通の楽器は、買った瞬間から心地よい音色を発してくれますが、このスネアは、奏者には合わせてくれない頑固なところがあります。
このスネアの能力を最大限に引き出すためにどういう付き合い方をしていくかも、ドラマーとして試されるテーマかもしれませんね。
|